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うつ病について
私たちは、日々様々なストレスに囲まれながら暮らしています。嬉しい出来事も、悲しい出来事もストレスになり得ます。過度なストレスは、心とカラダに変調をきたしてしまいます。
ストレスは心・カラダに現れます。
がんばり続ける心とカラダの様々な症状が表面化してきます。一般に心に現れた場合は「うつ病」、カラダに現れた場合は「心身症」と言われます。
うつ病は特別な病気ではないという認識が広まっています。心の風邪とも言われていて、適切に対処すれば回復します。
症状がある場合は、早めに対処することが大切です。本人が気づかない場合もありますので、周囲のサポートも大切になってきます。
うつ病とは
「うつ」というのは、精神的なエネルギーが低下して、気分がひどく落ち込んだり何事にも興味を持てなくなったり、おっくうだったり、なんとなくだるかったりして強い苦慮を感じ、ほとんど毎日、日常の生活に支障が現れるまでになった状態です。眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が拒否的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため、普段なら乗り越えられるストレスも、より辛く感じられるという悪循環が起きています。
うつ病のサイン・症状
うつ病と診断される目安として、次のような症状のうち、いくつかが2週間以上ずっと続く、というものがあります。一つ一つの症状は誰もが感じるような気分ですが、それが一日中ほぼ絶え間なく感じられ、長い期間続くようであれば、もしかしたら「うつ病のサイン」かもしれません。
自分で気づく変化
- 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
- 何事にも興味がわかず、楽しくない
- 疲れやすく、元気がない(だるい)
- 気分、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう、何もする気がしない)
- 寝つきが悪くて、朝早く目がさめる。
- 食欲がなくなる
- 人に会いたくなる
- 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
- 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
- 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
- 自分を責め、自分は価値がないと感じるなど
周囲が気づく変化
- 以前と比べて表情が暗く、元気がない
- 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くない
- 仕事や家事の能力が低下、ミスが増える
- 周囲との交流を避けるようになる
- 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
- 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
- 飲酒量が増えるなど
うつ病に関する関連リンク
- こころの耳~ご存じですか?うつ病~(外部サイトへリンク)
- 知ることからはじめよう みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)(外部サイトへリンク)
- こころの電話(沖縄県立総合精神保健福祉センター)(外部サイトへリンク)
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