トップページ > くらしの情報 > 健康・医療 > 新型コロナウイルス感染症(関連情報まとめ) > 新型コロナウイルス感染症感染拡大予防に関すること > 新型コロナウイルス感染症について(子どもと保護者向け)
最終更新日:2022年04月30日
こどもが体調不良には? A:現時点(2020年8月1日)で、子どもの感染者数は成人と比べると少ないですが、感染しやすさは成人と変わらないこともわかってきました。家庭内で感染している例が多く、発熱、乾いた咳を認める一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ないとされています。成人と同じように、発熱が続き肺炎になる例も報告されています。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状も認めるようです。
成人で報告されている嗅覚や味覚の異常が子どもで認められるかは今の時点では不明です。また、発疹やしもやけ、川崎病のような症状も欧米諸国から報告されていますが、国内からの報告はまだありません。
感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられないことに注意しなければなりません。
A: 子どもの患者が重症化する割合は成人と比べると少ないようです。しかし、成人同様に呼吸状態が悪くなることもあります。2歳未満の子どもは比較的重くなる傾向があり注意が必要です。
A: 一般的に小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。ただ基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。
A: 母親が感染している場合は、接触や咳を介して子どもに感染させるリスクがありますので、直接の授乳は避ける必要があります。母乳中からウイルス遺伝子が検出されたという報告はありますが、感染性のあるウイルスが母乳に分泌されるかどうかも不明であり、母乳の利点を考えれば母乳をやめておいた方がよいということはありません。授乳時の接触・飛まつ感染のリスクや病状等を考慮しながら、以下の3つの方法をご検討ください。①授乳前の確実な手洗いと消毒、マスクを着用して直接授乳、②確実な手洗い、消毒後に搾乳をし、感染していない介護者による授乳、③人工栄養を選択する場合は人工乳を授乳、です。母親が解熱し状態が安定 していれば、手洗い等を行った上で搾乳により母乳を与えることは可能と思われます。
A: 感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを直接浴びないという観点からは、マスクをすることの利点はあるかと思いますが、小さな子どもでは現実的ではないと思われます。子どもの患者のほとんどは、家庭内において保護者から感染していますので保護者の方が感染しないこと、感染した方から2メートル以上の距離を保つことが子どもの感染予防につながります。
また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。
2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!(日本小児科医会HP)
A: 現時点(2020年5月1日)において、国内で新型コロナウイルスに感染している子どもは徐々に増えつつあり、ほとんどは家庭内、もしくは集団の中からうつったものです。子どもであっても濃厚接触者や健康観察対象者となった場合、何らかの症状を認めた場合は、まずは沖縄県のコールセンターなどにご相談ください(新型コロナウィルス感染症(予防・相談について)にまとめています)。また、感染症の症状がある患者については、医療機関ごとに受診時間や受付場所をかえるなど感染対策を工夫している場合があります。受診前に医療機関への確認が必要です。他の病原体による感染症の可能性も十分ある状況です。地域による差がありますので、お住いの地域の保健所などの情報にご注意ください。
なお、子どもでは、原因不明の発熱が続く、呼吸が苦しい、経口摂取ができない、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、様々な病気が考えられますので速やかに医療機関を受診してください。
A: 病院によって面会基準は異なりますので、病院にご確認ください。面会が可能な場合は、面会者の方は、自宅で体温を測り、咳、鼻汁、下痢、嘔吐などの症状がないことを確認した後、子どもの面会前には、手洗いとマスク着用などの感染対策を守ることなどの協力が必要です。新型コロナウイルス感染症に感染した子どもへの面会については次のQ&Aをご参照ください。
A 子どもが新型コロナウイルス感染症にかかった場合、ほとんどの場合は軽症で医学的には入院する必要はありません。また、ほとんどの場合は家庭内で保護者から子どもにうつったものになりますので、隔離を行う目的で子どもを単独で入院させるケースは限られると思われます。したがって、軽症の場合は自宅あるいは宿泊施設等での療養となる可能性があります。ただし保健所との相談が必要であり、また自宅療養後も電話等による健康状態の確認が必要になります。
なお、軽症の目安は、本人に活気があること、水分等が取れていること、呼吸が苦しくないこと、などですが医療者の判断が必要です。子どもの具合が悪く入院が必要な場合は、保護者は感染者あるいは濃厚接触者である可能性が高く、病院への来院や面会が出来ない可能性があります。しかし、保護者が既に回復されている場合など個々の状態を加味して、病院の診療体制や地域の流行状況などとあわせて、異なる対応が予想されますので、担当医とご相談ください。
*詳しくは日本小児科学会からの提言をご覧ください
http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=114
A: 子どもへの感染の多くは同居している成人(保護者)感染者からの伝播によるものです。しかし最近(2020年8月1日現在)では集団生活の中での感染が報告されています。したがって、子どもの患者が発生した場合は、一定期間、休園や休校になる可能性があります。流行状況に応じて、臨機応変な対応が必要となりますので、お住まいの地方自治体からの指示に従ってください。
また、各家庭内で感染者がでた場合は、その子どもは濃厚接触者として登校、登園を控えることになります。また、厚生労働省から微熱や風邪の症状がある場合は、登校、登園を控えるようにとすすめられています。それらを守っていただくことが大事です。なお、症状のある5歳未満の子どもの感染者からのウイルス排泄量が比較的多いことや、子どもは無症状者も少なくないこと、便にウイルスが長期間排泄されることがわかってきました。まわりの大人は、こまめな手洗いや、マスクの着用などを徹底する事が必要です。
A 子どもにとって遊ぶことは、心身の発達においてとても重要です。感染のリスクを下げるために以下のことを守れば、外出や子ども同士の遊びは可能です。
外出自粛要請が出ている地域では以下のことを守りましょう
・同居しているきょうだい、家族等同士で遊ぶこと
・屋外では、他人との接触を避けること
〈屋外における遊び〉
屋外の遊びであれば感染伝播のリスクは低いと考えられますが、以下の点を確認し注意して下さい。
・風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)があるときは、外出は控える
・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする
・飲食の前にも手洗いをする
〈屋内における遊び〉
屋内における遊びについては、屋外よりリスクが高くなりますので、以下の点を確認し注意して下さい。
・周囲に明らかな感染者がいない
・遊ぶ場所に高齢者や基礎疾患のある方がいない
・本人や家族に風邪症状(のどの痛み、咳、発熱など)がない
・少人数である
・保護者同士の了解が得られている
・みんながよく触れる場所に触った後は手洗いをする
・飲食の前にも手洗いをする
〈屋外・屋内で遊ぶ際に起こりやすい事故への対応・予防策〉
こちらをご参照下さい。
http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php (日本小児科学会 こどもの事故と対策)
A 乳幼児健診の目的は、年齢ごとに起こりやすい病気や問題を早めに見つけて治療などに結び付けることです。予防接種についても、感染症にかかる前に接種することが極めて重要です。
新型コロナウイルス感染症を予防するための対策も重要ですが、極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避ける必要があります。今後も数か月単位での流行が想定され、その間に乳幼児健診や予防接種を回避するデメリットは大きいと考えられます。
乳幼児健診やBCGなどの予防接種を集団で実施している市町村でも、地域の流行状況により柔軟に対応しているところもあります。保健所や保健センターに確認してください。
集団・個別に関係なく、一般的な感染症対策として、子どもや付き添いの保護者の方については、発熱や咳などの症状がないことを確認して受診ください。付き添いの方については手洗いを行ってマスクを着用してください。
また、可能な限り、きょうだいや祖父母などの同伴を避けること、健診や予防接種の会場や医療機関でオムツを替えないこと(新型コロナウイルスは糞便中に排泄される可能性が指摘されているため)も心がけてください。
遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診(厚生労働省HP)
○新型コロナウイルス感染症対策のもとで子どもたちを支えるために(1)
(出典元:佐久医師会 教えて!ドクタープロジェクト)
子どもたちの関わり方など、重要なポイント(動画・メッセージ)が掲載されています。
○新型コロナウイルス危機下で、子どもとどう向き合う?ユニセフの子育て6つのヒント (ユニセフHP)
○お子さんとコロナウイルスについて話しましょう(日本心理学会HP)
○新型コロナウイルス(COVID-19)について子どもに話す(日本学校心理学会HP)
○新型コロナウイルスと子どものストレスについて(国立成育医療研究センターHP)
子どもたちにどのような反応が出てくるのか、大人が子どもたちに、どのように関わっていくのが良いのかについてわかりやすく解説しています。
このページはこども未来部 子育て世代包括支援センターが担当しています。
〒904-2292 沖縄県うるま市みどり町一丁目1番1号うるま市役所 東棟2階
TEL:098-989-0220 FAX:098-979-7026
Copyright © 2015 uruma city All rights reserved.