熱中症も予防が大事!
最終更新日:2022年07月27日
熱中症に注意しましょう!
連日、気温も湿度も高い状態が続いています。新型コロナウィルス感染症の感染拡大予防とともに、熱中症にも注意しましょう。
高齢者や小さな子ども、暑さの厳しい環境で働いている方は特に注意が必要です。
外出時はマスクによりさらに熱がこもりやすい状況となっているため、湿度が高い・気温が高い・日差しが強いなどの環境下では体温調節がうまくできず、体内の熱がこもってしまい、重症になると死にいたるおそれもあります。
また、炎天下での野外活動よりも曇りで湿度が高い日は、室内にいて熱中症となり搬送されることが多いと報告されています。屋外・屋内問わず、十分な予防対策を行いましょう。
消防庁 ・熱中症情報[熱中症による救急搬送の状況など]
熱中症警戒アラートが発表されます
近年の夏場の記録的な高温の状況と、熱中症発生件数の増加などにより、より一層熱中症予防の対策として、令和3年4月28日より『熱中症警戒アラート』が発表されることとなりました。
熱中症警戒アラートとは
各地の天気、気温等の状況をふまえて
「暑さ指数※」が
33以上となることが予想される、前日の午後5時と当日の午前5時にテレビなどで発表されます。
◆熱中症警戒アラートが発表された地域の住民は、熱中症予防のための行動や対策をしましょう。
ー環境省の熱中症予防サイトでも情報を確認することができます。ー
(熱中症警戒アラートが発表されたときの対策)
①のどが渇く前に、水分補給。
②高齢者、小さな子ども、治療中の疾患がある人などが身近にいたら、声をかけあい、予防しましょう。
③不要不急の外出は避け、涼しい環境で過ごしましょう。
どうしても屋外に出る場合は、5~10分ごとの水分補給と休息をとりましょう。少しでも体調に異変を感じたら直
ちに休むか、帰宅するなど無理をしないようにしましょう。
※暑さ指数とは
〈気温〉〈湿度〉〈輻射熱※〉の3つの要素から、人間へどれだけ熱の影響が及ぶのかを表す指数です。
※輻射熱(ふくしゃねつ)とは、陽射しを浴びた時に受ける熱、建物や地面が発する熱などのこと。
暑さ指数=〈気温〉1:〈湿度〉7:〈輻射熱〉2 として指数を割り出します。
熱中症予防のポイント!
1. 暑さを避ける工夫をする
お出かけの際の日傘や帽子の活用、暑い時間帯の外出は極力控えましょう。また屋内では扇風機やクーラーなどを適切に利用しましょう。
※新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、クーラー使用中でも定期的に窓を開けて換気しましょう。
2. 涼しく過ごせるよう服装を工夫する
汗を吸収してくれる、吸水性に優れた素材の服や下着を着ましょう。
3. こまめに水分を補給する
運動や炎天下での作業などで、特にたくさん汗をかいた後は、
スポーツドリンクや塩あめなどで水分とともに塩分も補給しましょう。
運動の有無に関わらず、知らず知らずのうちに汗をかいています。のどが渇いたと感じる前のこまめな水分補給が予防に
効果的です。
また、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためのマスク着用は熱がこもりやすいうえに、のどの渇きに気が付きにくくなっています。マスク着用中は意識して水分補給しましょう。
※アルコールは尿の量を増やし体内の水分を排出してしまうため、ビールや酒類では水分補給にはなりません。
- ちなみに、生活習慣病予防のため「節度ある適正な飲酒量」は、純アルコール「男性では20g」「女性では10g」とされています。※純アルコール量20gの例・・・ビール500ml/泡盛0.5合/日本酒1合/ワイングラス2杯(約240ml) また、週2日の休肝日(飲まない日)を作ることも大切です。
4. 普段から、暑さに備えた体づくり・健康管理をする
日頃からウォーキングなどで汗をかく習慣を身につけておくと、暑さにも順応しやすくなり、熱中症になりにくくなります。また、自分の健康状態を知り普段から生活習慣改善につとめたり、病気がある場合は適正に医療を受けられるよう、年に1回は必ず健診を受けましょう。
5. 急に暑くなる日に注意しましょう。
6. 集団活動の場ではお互いに配慮しましょう
暑い場所での作業や運動時は、こまめに休憩したり、一人あたりの作業時間を短くするなど配慮しましょう。
活動の後は、風通しの良い涼しい場所で安静にするなど、体温を効果的に下げるよう工夫しましょう。
『熱中症警戒アラート発表時の予防行動』(環境省パンフレット)
『新型コロナウイルス感染症対策『子どものマスク着用について』(厚生労働省パンフレット)


『熱中症の予防はできていますか?』(環境省 高齢者向けパンフレット)
『熱中症~思い当たることはありませんか?』(環境省パンフレット)

外部関連リンク
厚生労働省
・熱中症関連情報[施策紹介、熱中症予防リーフレット、熱中症診療ガイドラインなど]
・「健康のため水を飲もう」推進運動
・STOP!熱中症 クールワークキャンペーン[職場における熱中症予防対策]
環境省
・熱中症予防情報[暑さ指数(WBGT)予報、熱中症環境保健マニュアル、熱中症予防リーフレットなど]
気象庁
・熱中症から身を守るために[気温の予測情報、天気予報など]
・異常天候早期警戒情報