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最終更新日:2017年01月16日
がんは、日本において昭和56年より死因の第1位となり、現在では、年間30万人以上の国民ががんでお亡くなりになっています。これは、3人に1人が"がん"で亡くなっていることになり、うるま市においても同じ傾向となっています。また、生涯のうちにがんに罹る可能性は、男性の2人に1人、女性の3人に1人と推測され、日本人にとって「国民病」といっても過言ではない状況となっています。 医学の進歩とともに、がんも早期に発見し適切に治療すれば、高い確率で治ることも可能になってきます。また、「自分の健康は自分で守る」という言葉のように、自分自身で予防していくことも大切です。
"がん"が国民の生命及び健康にとって重大な課題であることから、がん対策のより一層の推進を図るため、平成18年6月に「がん対策基本法」が成立し、平成19年4月より施行されるとともに、平成19年6月には、同法に基づき、「がん対策推進基本計画」が策定(閣議決定)されました。「がん対策推進基本計画」は、がん対策の総合的かつ計画的な推進を図ります。
平成21年のうるま市の死亡原因の第1位は、男女ともにがんであり、死亡者の3~4人に1人はがんで亡くなっています。
男女とも死亡原因の第1位を占める悪性新生物の内訳をみると、男性は「気管、気管支及び肺」が最も多く29.4%、次いで「結腸」が12.9%、「口唇口腔及び咽頭」が8.0%、「前立腺」が7.4%、「その他の悪性新生物」が7.4%、「肝及び肝内胆管」と「白血病」が5.5%となっています。女性では、「気管、気管支及び肺」が最も多く17.5%、「その他の悪性新生物」が13.4%、「白血病」が11.3%、「胃」が9.3%、「結腸」が9.3%、「子宮」が6.2%となっています。
がんによる死亡者は年々増加にあり、1993年~2002年では(沖縄県を基準100とした場合)男性105.9、女性109.1であり、うるま市のがんによる死亡者は、沖縄県の標準化死亡比に比べて悪いことを意味しています。
(沖縄県の市町村別標準化死亡比(SMR)より)
男性は肺がん、女性は子宮がん、肺がん、大腸がん、胃がんによる死亡の割合が沖縄県に比べて高くなっています。
(沖縄県の市町村別標準化死亡比(SMR)より)
全国的に増加傾向にある、がんによる死亡を減少させるために、国はがん検診の受診率を50%とすることを目標にしています。うるま市の平成23年度のがん検診受診率は、男女ともに4~16%と低い状況となっています。
がん検診の目的は、無症状、自覚症状のないうちにがんを早く見つけ、適切な治療を行うことで、がんによる死亡リスクを減少させることです。
がんの死亡率を減少させるため、5つのがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がん)を、科学的に効果が明らかな検診方法、対象年齢、受診感覚で実施しています
がん検診 | 対象者 | 実施回数 | 検査方法 |
---|---|---|---|
胃がん | 40歳以上 | 年1回 | 問診、胃部X線検査 |
肺がん | 40歳以上 | 年1回 | 問診、胸部X線検査 喀痰細胞診は医師が必要と認める者 |
大腸がん | 40歳以上 | 年1回 | 問診、便潜血検査2日法 |
子宮がん | 20歳以上の女性 | 2年に1回(うるま市は年1回) | 問診、視診、内診、細胞診 |
乳がん | 40歳以上の女性 | 2年に1回(うるま市は年1回) | 問診、視触診及び乳房X線検査(マンモグラフィ) |
うるま市では、毎年数回、生活習慣病検診と同時にがん検診を行っています。また、女性の方対象に乳がん、子宮がん検診を行っています。詳しくは下記をクリックしご覧下さい。
次のような症状がある場合は、直ちに専門医に診てもらいましょう。
がん検診は、異常がないかがんの疑いがあるかについて判定する検査です。精密検査が必要と言われたら、より詳しく調べるために病院でみてもらう必要があります。精密検査はがんを早期に発見し、早期に治療するためにとても重要な検査ですので、自己判断せずに必ず受診をして下さい。今やがんは、「早期発見、早期治療」によって、完治することが可能な病気です。
がんを防ぐには、日頃からの生活習慣を変える事と原因となるものを遠ざける必要があります。完全に防ぐことは不可能ですが、原因となるものを弱めれば、ある程度予防になります。生活習慣を見直しがんを予防しましょう。
「がんを防ぐ12ヶ条」は、がんになる機会を減らすという目的で、国立がんセンターにて作られましたが、なかなかこのとおりに生活することは難しいかもしれません。ですが、少しでもそれに近い生活をすることで「がん」になる可能性を減らすことはできると言えます。そしてがんは自分で気づくことは難しく、気づいたとしてもその時はすでに手遅れという場合があります。早期発見・治療につなげるためには、少なくとも年に1回の検診を受けることをお勧めします。
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このページは市民生活部 健康支援課が担当しています。
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