ここから本文です。

豚熱の野生いのししでの広域拡大防止対策等について

　見出しの件について、6月に佐賀県において九州初となる野生いのししでの豚熱陽性事例が確認されたことから、沖縄県中央家畜保健衛生所長より下記の通り通知があります。家畜の所有者および関係者におかれましては、防疫対策に万全を期するようお願い致します。

1　農場への飼養衛生管理基準遵守の再徹底

　人、車両、物等の農場への出入り時の消毒や防護柵の維持管理等といった野生動物の侵入防止対策の実施など、豚等飼養農場におけるウイルス侵入防止対策を含む飼養衛生管理基準の遵守について再点検するとともに、その強化を再徹底すること。

2　野生いのししが生息する地域における消毒対策の協力

　野生いのししが生息する山林等で活動する事業者に置かれましては、車両の洗浄や消毒などといった衛生対策の実施をお願い致します。

3　狩猟・捕獲等に当たっての豚熱対策の再徹底及び今年度の県外狩猟の自粛要請

　狩猟や捕獲等は、野生いのししとの接触を意図的に行う活動であり、豚熱ウイルスの感染拡大リスクが高いものと考えられるため、狩猟関係者におかれましては、衛生対策等を再徹底すること。また、居住県以外での狩猟については、遠隔地への感染拡大リスクを高める可能性があるため、少なくとも今年度の狩猟期においては、九州各地、特に佐賀県へ来訪する狩猟を自粛するようお願い致します。