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更新日:2025年2月21日

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国内初、モズクの「J-ブルークレジット®」認証を取得

 うるま市、勝連漁業協同組、TOPPANデジタル株式会社は、2021年9月から3者共同で取り組む「全国一の産地沖縄県うるま市で挑む、モズクの天然採苗と海草保全による未来の漁業プロジェクト」において創出したモズクのブルーカーボン・クレジットの認証を取得しました。今回、「Jブルークレジット®」に申請し、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合により、21.7tCO2が認証されました。なお、モズクのJブルークレジット認証は国内初の事例となります。
 今回の認証は、3者共同での本プロジェクトにおける環境に配慮した養殖の実施や漁業DXソリューションの導入による生産安定化などの取り組みにより育まれた、モズクの藻場におけるCO2吸収量が認められたものです。

記者発表

ブルーカーボン・クレジットについて

 ブルーカーボンは海藻・海草、マングローブ林が光合成でCO2として吸収した炭素のうち、分解されずに海中に長期間貯留される炭素のことを指します。森林などが吸収する炭素(=グリーンカーボン)と同様に、気候変動対策の一つとして注目されています。これらが吸収したCO2をクレジット化し、CO2の排出分と取引できるようにしたものがブルーカーボン・クレジットです。

ブルーカーボンクレジット概要

〇ブルーカーボンクレジット概要資料(PDF:514KB)

Jブルークレジット認証取得における各者の取り組み

・うるま市

 うるま市では環境基本計画における地球温暖化対策の施策の一つとして、地域活動を通じた地球環境保全取組みの推進を掲げており、その一環として本プロジェクトに参画しています。全国一のモズク生産地である沖縄県のモズクの生産維持・拡大のために、モズクの藻場における環境保全活動や、地域の小中学校の給食にモズクを取り入れ、食育活動を実施しています。さらに、モズクを用いたレシピを料理レシピ検索・投稿サービスにて公開し、モズクの魅力を発信しています。

・勝連漁協

 2021年に勝連漁協の周辺海域に大量に漂着した軽石によって、漁船が故障するケースが相次いで発生しましたが、漁業者一体となって除去作業を行い、軽石の被害を最小限にとどめモズク生産を維持しました。さらに、人工養殖と比較してCO2排出量が低減可能な天然の胞子によるモズク生産や、漁船の燃費向上を目的とした船底の防汚加工の実施など環境に配慮した養殖の推進を行っています。

・TOPPANデジタル

 TOPPANデジタルは勝連漁協と協力して、漁業DXソリューションを通じたモズクの生産工程における作業の効率化・生産量の安定化に寄与しています。今回、重量管理アプリでの記録データからクレジット算出における申請収穫量を算出し、申請作業の負荷軽減に寄与しました。また、うるま市を拠点とする次世代DX開発拠点やその他拠点との連携によるICTのノウハウ・知見を活かして藻場面積の計測やブルーカーボン量の算定などクレジットの認証取得を支援しました。

 

関連ページ

〇Jブルークレジット®購入申込者公募(外部サイトへリンク)

〇TOPPANデジタルホームページ(外部サイトへリンク)

 

お問い合わせ先

市民生活部環境政策課

沖縄県うるま市みどり町一丁目1番1号うるま市役所 西棟地下

電話番号:098-973-5594

ファクス番号:098-973-6065

メールアドレス:kankyo-ka@city.uruma.lg.jp

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