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救急車の適正利用について
救急車の適正利用について協力願い!
うるま市消防本部では、市民の安全・安心を守るために6台の救急車が24時間出動できる体制を整えています。しかし、同時に出動できる台数や救急隊員の数には限りがあります。
最近の救急出動では、軽いケガや緊急性のないものによる安易な要請が増加し、救急車で搬送された傷病者のうち、軽症者が全体の約6割を占めています。
そのために、生命に危険がある重傷患者などへの対応が遅れることが心配されます。
救急車は、本来、生命にかかわるような重症度の高い病気やケガ人を一刻も早く病院に搬送する必要がある場合に利用するものです。緊急性のない病気やケガは、自家用車、タクシーまたは介護タクシーの利用をお願いします。
- 救急車の出動と搬送件数
令和5年中、うるま市での救急出動件数は、8,613件(h17年中4,489件)で、令和4年の8,165件に引き続き過去最多を更新しました。合併当初より4,124件増加し、約2倍の増加となっています。1日あたり約23.6件、約61分に1回出動しています。 - 救急車を使わず、自分で診察可能な病院を探すには!
普段からお近くの医療機関等(救急・通院・一般外来)の場所、電話番号、診療内容等をメモして、家庭や事業所内で目の付きやすいところに張り出すか、携帯電話に番号等を登録して、万が一のときに適切に対応できるようしましょう。 - 「予防救急」に心がけましょう。
ケガや病気を防止するためには、普段からの予防に心がけることも大事です。
救急事故防止(外部サイトへリンク)(必要なリーフレットを取得してご活用ください。)総務省消防庁 - 小児救急電話相談室
小さなお子さんをお持ちの保護者の方が、休日・夜間など子どもの病気にどう対処したらよいか、病院の診療を受けたほうがよいのかなど、判断に迷ったときにダイヤル#8000番に電話すると相談ができるものです。
「小児救急電話相談#8000(外部サイトへリンク)」(厚生労働省)※沖縄県は、19時から23時までです。 - 参考情報
- 「救急車利用マニュアル(外部サイトへリンク)」総務省消防庁
- 「全国版救急受診アプリQ助(外部サイトへリンク)」総務省消防庁
- 「救急受診ガイド(外部リンク)」(2014版)総務省消防庁
- 「救急受診ガイド(家庭自己判断)(外部サイトへリンク)」総務省消防庁
こんな時は迷わず119番!
救急車の要請を控えることだけが「救急車の適正利用」ではありません!
災害により生じた事故・屋内外において生じた事故等で生命に危険をおよぼし、または病気が著しく悪化する恐れがあると認めるとき、医療機関その他の場所に迅速に搬送する必要が場合には、その症状を見逃さず、迷わずに、119番ですぐに救急車を呼ぶことも大切な適正利用です。
例)
- 意識がない・呼びかけや揺さぶりに反応しない。
- 呼吸(息)をしていない。
- 突然、ろれつが回らなくなった。
- 急な激しい頭痛や胸の痛み
- 大量の出血がある。
- 骨折して動けない。(骨折でなくても部位によっては動けない場合も含む。)
- 広範囲のやけど
- 持続する痙攣や繰り返す痙攣
- 食べ物をのどに詰まらせて、呼吸(息)が苦しい
- 交通事故や高所から転落するなど強い衝撃を受けた
などの例があります。(人によって症状は様々です。)
えっ‼この人、ほんとに急病人なの?
次のような利用が増えると、本当に必要とする人が利用できません。
- 緊急性のない軽いケガや病気(少し指を切った、のどが痛い、風邪っぽいなど)
- 入院、通院のためのタクシー代わり(付き添いがないから。受診日なので、など)
- タクシー代がない。救急車は無料。
- ヘルパーを呼んだが、来てくれないので、代わりに救急車を呼んだ。
- 病院では救急車で行っても、早く診察してもらえるとは限りません。
- 現場で救急隊員が軽傷で救急車での搬送が適切でない場合には、その旨の説明を行い搬送しないこともあります。
- 119番通報時に軽傷と思われる場合には、救急車を向かわせず、自己により医療機関の受診を案内することもあります。
救急車の適正利用をお願いします。
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