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更新日:2025年10月14日

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うるま市こども議会

こども議会とは

将来のうるま市を担うこども達が、議会の仕組みと運営を体験し、またうるま市について学び、こどもの意見をうるま市に伝えることにより、市の施策へ関心を深め、学校及び将来社会において、うるま市民の一員として自覚を持ち、自ら考え行動ができるよう人材育成に寄与することを目的として3年に1回開催しています。

 

第6回の様子

うるま市政20周年(うるまハタチ)の節目に、うるま市について学ぶ期間を延長し、1人1台端末を利用した初の試みにチャレンジするなど、令和6年度から令和7年度にかけて、うるま市教育委員会主催、うるま市議会共催による第6回こども議会(うるま市議会体験・こども意見発表会)をパワーアップして開催しました。

 

1月15日うるま市議会体験

この日、各うるま市立中学校から選ばれた『こども議員』へ任命証が教育長から交付され、「豊かな感性から出された意見を、うるま市政に伝える絶好の機会」であること、「こども代表としてこの場にいることをイメージし、思いっきり、そして楽しみながら堂々と臨んでいただきたい」などのお話がありました。

その後、こども議員は議場で『議長』『議員』『市長』『副市長』『教育長』『部長』となり、うるま市議会を体験しました。

また、『議会見学することについて』採決を電子表決システムにて行い、賛成多数で『議会見学をすることについて決定』され、議会見学も行いました。

こども議員からは、代表としての責任感、実際にうるま市議会が行われている議場に入り体験することへの緊張感、これからのこども議会活動への期待の高まりを感じました。

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7月29日うるま市議会との懇談会・市内見学・発表会準備作業

この日こども議員は、『うるま市議会との懇談会』『市内見学』『発表会準備』と盛りだくさんのスケジュールを、A班とB班に分かれて行いました。

うるま市議会議長から初めに「聞き上手になって、相手の話を理解して初めて伝えることができる」こと、「こども議員の皆さんの考えている事を直接聞けることを楽しみにして参加しています」などのお話がありました。

『うるま市議会との懇談会』は、こども議員にとってとても貴重な体験でした。事前レクリエーションにより距離感を縮めた後に1対1の対面で行われ、議員としての心構えや、議員としての取り組み内容について話を聞き、こども議員の意見へのアドバイスを受け、質問を行うなど、時間の許す限りギリギリまで懇談しました。

『市内見学』では、自分たちが意見発表するテーマに関係する場所に実際に行き、移動中の車内でもうるま市について勉強し意見交換を行いました。

『発表会準備作業』では、こども意見発表会前に、こども議員が集まり対面で意見交換できる最後の日ということで、発表会に向けて役割分担やオンラインで意見交換する約束を行いました。

『うるま市議会との懇談会』や『市内見学』を通じて、自分たちが意見発表するテーマについて色んな視点で考える時間となりました。

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8月29日こども意見発表会

こども意見発表会当日、この日こども議員は、『リハーサル』『意見発表』を、A班とB班に分かれて行いました。

早めに集合したこども議員は、リハーサルが始まるギリギリまで意見発表資料の編集、役割の詳細確認等を行いました。

『リハーサル』では、自分たちの言葉で聞く人に伝わる話し方、発表にあわせたパソコン操作、息を合わせながらの発表リハーサル、本番直前という緊張を感じました。

本番では、教育長から初めに「こども議員が旧二市二町ではなくうるま市としての視点でこども議会に取り組んでいると感じた」、「意見に真剣に向き合うこと、真剣に向き合うというのはそのまま実行するということではなく、様々な観点でうるま市にとって最善を考える」、「こども議員として、こども議会に直接参加できなかった生徒に体験したことや感じたことを伝えてほしい」など、これまでのこども議員の頑張りや、これからへの期待について、またこども議会にご協力いただいた皆様への感謝のお話がありました。

『意見発表』では、A班は「うるま市の道をみんなが使いやすくしてほしい」、B班は「うるま市内で子供達が遊べるところを増やす」と発表しました(内容は後述のとおり)。

発表後には質疑応答やこども議員に対しての提案がありました。難しい質問等をかみ砕き理解しそれを自分の言葉で伝える大変素晴らしい対応に会場からは、「おぉ~!」という声や、笑い声、拍手が起こりました。

最後に市長から、公民館という地域コミュニティが防災・防犯・お年寄りやこども達の見守りで重要だということ、「公民館と公園を一つにして皆がそこで遊んで見守りができるような空間づくり」まちづくりをやっていること、「道路1本つくるのに30年、それほど予算が厳しい状況で、皆さんからの予算のかからない提案はとても大事」だと思っていること、「皆さんと一緒につくり上げていく自助・共助・公助があり、ぜひ将来皆さんがこのうるま市を担っていく、皆さんの時代が必ずきます。その時はうるま市に目を向け勉強し発表した事が必ず活かされるので、皆さんが責任世代になった時が楽しみだと思っております」など、こども議員の提案について、こども議員とうるま市のこれからへの期待について、またこども議会にご協力いただいた皆様への感謝のお話がありました。

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12月~8月(1人1台端末で勉強)

これまでのこども議会の課題であった「こども達がうるま市や提案する意見について勉強する機会や時間の確保」を解決するためにも、学習及び意見交換する場と1度で終わらない交流が必要でした。

しかし、うるま市は、総面積約87平方キロメートルと沖縄本島内では名護市、国頭村に次ぐ広さで、船移動が必要な離島もあり、対象となる中学生を頻繁に集めることは厳しい環境でした。

そこで、各学校にご協力いただき、1人1台端末を活用することで離れた場所でも学習及び意見交換が何度でも行える環境にし、こども議会の期間を延ばし、離れた場所にいてもうるま市や提案する意見について勉強・意見交換・共同資料作成ができる環境を実現しました。

 

第6回こども議会意見発表内容(抜粋)

「うるま市の道をみんなが使いやすくしてほしい」A班

具体的な提案として、

  1. 整備されていない道を見つけたら気軽に報告できるように、今ある報告アプリなどを広める。
  2. 横断歩道の線を新しくできるように、道路管理者へ横断歩道の状況を伝え、改善の必要を相談する。

また、「調べていく中で全てを実現するのは難しいということも気付いた。」という事や、実際に困っていること、課題解決のメリットやデメリット、デメリットに対しての対策や工夫について発表がありました。

質疑応答では、

Q「材料費を抑えることは出来るが、費用対効果として価格は高いが長持ちするものと価格は安いが耐用年数が短いものはどちらが良いと考えますか?」という難しい質問に対し

A「横断歩道の線を引き直す方法を調べた所、溶融式とペイント式の2種類あることが分かり、溶融式はコストが高くなるが長持ちする(ペイント式はコストは安いが耐用年数が短い)、安全面的に考えて溶融式が良いと思いました。」と回答しました。

Q「横断歩道の白線についての相談先である沖縄県の警察本部に状況を伝えお願いをする部署です。多くの横断歩道の白線が消えかかっているということを皆さんも気付き課題解決の提案もいただきました。その声を沖縄県の警察本部に届けることが大事だと思います、提案ですが我々と一緒になって皆さんの声を上申という形で届けませんか?」という提案に対し

A「嬉しいご提案ありがとうございます、是非よろしくお願いします。」と回答しました。

 

「うるま市内で子供達が遊べるところを増やす」B班

具体的な提案として、

〇小さな子ども達が繋がる場所の公民館になってほしい、そのために自治会と地区の公民館に小さい遊具や折り紙、積み木などを置く。

「遊び場が増えることで、子どもたち同士の交流や親と親との交流が広がり場活気のあるうるま市になると思うから」という提案理由や、課題と感じた現状、当初の提案内容(公園に屋根付き建物を増やす)から比較的実現できそうな提案内容に変化したこと、自分達中学生が手伝えることが有ること、効果や実現に向けての課題、課題の解決案、実現後に起こりえる課題について発表がありました。

質疑応答では、

Q「大人側も公民館でこども達が遊べる場所をつくっていますが、中学生が実際少ない。先ほど周知方法でスクリレというものがありましたが、大人側からスクリレを使って発信したい!という時、学校長の判断になると思いますが、皆さんから提案でスクリレに載せることは可能ですか?」という質問に対し

A「私の学校の場合、生徒会執行部が理由を説明しスクリレ活用の提案をしたらOKしてくれるタイプの校長先生なのでスクリレを使った情報発信も可能だと思います。」と会場の笑いを誘う回答をしました。

Q「提案で公民館が親と親が交流できる場になるとありましたが、親と親が交流できる場は公民館以外にもある、その中で公民館はどういう違いをうんで、公民館を選んでもらえるようにするか聞きたい。」というA班こども議員からの質問に対し

A「難しい質問ありがとうございます、こども達が遊んでいる中で見守りやすい点、リラックスしやすい点で違いがあると思いました。」と回答しました。

 

お問い合わせ先

教育委員会 社会教育部教育政策課

沖縄県うるま市みどり町一丁目1番1号うるま市役所 西棟3階

電話番号:098-923-7111

ファクス番号:098-923-7145

メールアドレス:kyo-seisaku@city.uruma.lg.jp

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