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応急手当WEB講習についてのお知らせ
うるま市消防本部では、事前学習として応急手当講習の一部を学べる「応急手当Web講習」について下記のとおり案内しております。
応急手当Web講習(eラーニング)について
インターネットを通じて応急手当講習の座学部分について事前勉強を行うことで、消防本部が開催する普通救命講習Ⅰ・Ⅲの受講時間は1時間(Web講習:普通救命講習編)の短縮、上級救命講習は2時間(Web講習:上級救命講習編)の短縮ができます。
総務省が作成したページからビデオを視聴する形で学び、すべての項目を学習すると最後に修了テストを受けることができます。
パソコン、タブレット、スマートフォンから受講できます。
修了テスト80%以上の正解で受講証明書が表示されます。印刷して消防署の講習日(実技講習実施日)に持参してください。
タブレット、スマートフォンで受講された方は画面メモ等に保存して持参して下さい
受講証明書は、1回の応急手当Web講習で一人分しか発行されません。複数人で応急手当Web講習を受講する際には、各個人でWeb講習を受講し受講証明書を発行してください。
受講証明書のIDが同一の場合は無効とさせていただきます。
受講証明書の有効期間は1か月です。
※受講料は無料ですが、通信料は自己負担となりますのでご了承ください。
下の外部リンクをクリックすると受講できます。
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私たちは、いつ、どこで、突然ケガや病気におそわれるか予測できません。
このようなとき、病院に行くまで、家庭や職場でできる手当てのことを応急手当といいます。ここに、応急手当の方法を紹介します。
ここを読んでイメージをつかんでいただけたら、次はぜひ救命講習会に参加してください。
心肺停止の場合(成人)
1.安全を確認する
- 傷病者の救助の前に、自らの安全確保を優先します。
- 誰かが突然倒れるところを目撃したり、倒れているところを発見した場合には、まず周囲の安全を確認します。車が通る道路などに人が倒れている場合や室内に煙が立ち込めている場合などは、特に気を付けます。
2.反応を確認する
- 傷病者の肩を軽くたたきながら「大丈夫ですか]または「もしもし(名前)」と大声で呼びかけて、反応があるかないかをみます。
3.意識がない場合
- 助けを呼び、119番通報とAEDを取りよせる。
4.普段通りの呼吸があるのかの確認
- 傷病者の胸と腹の上がり下がりを見て、「普段通りの呼吸」をしているか10秒位以内に判断します。
- 傷病者に「普段どおりの呼吸」がない場合、あるいはその判断に自信が持てない場合やわからない場合には、心停止と判断し直ちに胸骨圧迫を開始します。
- 反応はないが、「普段どおりの呼吸」がある場合は、様子をみながら応援や救急隊の到着を待ちます。
5.胸骨圧迫(心臓マッサージ)
- 胸の真ん中(乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中)に、片方の手の付け根を置き他方の手をその手の上に重ね、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫する。(1分間に100回の速さで)
- 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は胸がしっかり戻るまで十分に解除する。
6.呼吸がない場合
人工呼吸を行う意思がある場合には、以下の要領で人工呼吸を行います。
- 気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差指で鼻をつまむ。
- 口を大きくあけて相手の口を覆い、ゆっくりと約1秒かけて2回吹き込む。(吹き込み量は胸が軽く膨らむ程度)
7.AEDの使用
- (1)AEDを傷病者の頭の近くに置く
- (2)AEDの電源を入れる
- (3)電極パッドを貼る
- (4)心電図の解析
- (5)電気ショック
- (6)心肺蘇生法の開始
大出血時の止血法
体内には、体重の8%(体重60kgで4.8リットル)の血液が流れています。血液の20%が急速に失われると出血性ショック、30%を失うと生命に危険を及ぼすといわれています。
1.直接圧迫止血法
きれいなガーゼ、ハンカチなどで傷口に当て手で圧迫する。(感染防止のため、ゴム手袋やビニル手袋等を使って、直接血液に触れないよう注意する。)
2.ショックに対する応急手当
ショック症状とは
- 目はうつろとなる。
- 呼吸は速く浅くなる。
- 脈拍は弱く速い。
- 冷汗が出る。
- 表情はぼんやりしている。(無欲状態)
- 唇は紫色か白っぽい(チアノーゼ)
- 体は、こきざみに震える。
ショックに対する応急手当
- 傷病者を水平に寝かせる
- 毛布等を膝の下に入れ、両足を30cmぐらい高くあげる。
- ネクタイやベルトをゆるめる。
- 毛布や衣服をかけ、保温する。
熱傷(やけど)に対する応急手当
熱傷の程度
- I度…赤色になる
- II度…水泡または、水泡が破れる。
- III度…白くなる。
I度や狭いII度の熱傷は冷却する。
- できるだけ早く、きれいな冷水で15分以上痛みがなくなるまで冷やす。
- 十分冷やしてからきれいなガーゼを当てる。
- 衣類を着ている場合は、衣類ごと冷やす。
- 水泡を破らないよう注意する。
- 薬品を塗ってはならない。
広い範囲のⅡ度やⅢ度の熱傷のときは被覆する。
- 広い範囲の熱傷の場合は、きれいなシーツ等で体を包む。
- III度の狭い範囲の熱傷は、きれいなガーゼやタオル等で被覆する。
- 重症の熱傷は、冷やすことに時間を費やさず、早く医師の処置を受ける。
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