子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)接種の積極的勧奨の再開について
最終更新日:2023年06月01日
HPVワクチンについては、ワクチン接種後の持続的疼痛が特異的にみられたことから、平成25年6月以降から、厚生労働省の勧告(平成25年6月14日)に基づき、積極的勧奨を一時的に差し控えていました。
その後、最新の知見を踏まえ、子宮頸がん予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことや、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことから、令和3年11月26日付け厚生労働省通知により、令和4年4月から定期予防接種の個別勧奨を再開する旨が厚生労働省より通知されました。
●厚生労働省作成リーフレット
小学校6年~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)
小学校6年~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)
HPVワクチンを受けたお子さまと保護者の方へ(受けた後)
医療従事者の方へ ~HPVワクチンに関する情報をまとめています~
(関連リンク)
厚生労働省
ヒトパピローマウイルス感染症 ~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~
沖縄県
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について
接種対象者
接種日時点において、本市に住民票がある小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子。
(標準的な接種時期:中学1年生相当年齢の女子)
接種期間
小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日まで
相当学年・年齢 |
生年月日 |
接種期間 |
小学6年生(12歳)相当 |
平成22年4月2日~平成23年4月1日 |
令和9年3月31日まで |
中学1年生(13歳)相当 |
平成21年4月2日~平成22年4月1日 |
令和8年3月31日まで |
中学2年生(14歳)相当 |
平成20年4月2日~平成21年4月1日 |
令和7年3月31日まで |
中学3年生(15歳)相当 |
平成19年4月2日~平成20年4月1日 |
令和7年3月31日まで(※) |
高校1年生(16歳)相当 |
平成18年4月2日~平成19年4月1日 |
令和7年3月31日まで(※) |
※平成18・19年度生まれの方は、接種期間が延長され、定期接種対象年齢を過ぎても令和7年3月31日まで接種
できます。
実施医療機関
中部地区の指定医療機関は、下記PDFをご確認ください。
令和5年度 個別予防接種医療機関一覧
※予約をする際は、親子健康手帳(母子健康手帳)を確認し、初回接種と同じワクチン種類をご予約ください。
※一覧表に記載されていない医療機関での接種を希望される場合は、事前に健康支援課まで
お問い合わせください。
※指定医療機関以外で予防接種を受けた場合、全額自己負担となることがありますのでご注意ください。
接種料金
無料
ワクチンの種類と接種回数
HPVワクチンは、「サーバリックス(2価)」「ガーダシル(4価)」「シルガード9(9価)」の3種類があります。
※令和5年4月から、シルガード9(9価)も公費で受けられるようになりました。
原則、決められた間隔をあけて、同じ種類のワクチンを接種します。
※シルガード9(9価)については、医師と相談のうえ、サーバリックス(2価)やガーダシル(4価)から、
シルガード9(9価)に変更し、残りの接種を受けることができます。
ワクチンの種類 |
接種回数 |
■標準的なスケジュール |
サーバリックス(2価) |
3回 |
■2回目:1回目から1か月後
■3回目:1回目から6か月後
(上記の方法をとることができない場合)
●2回目:1回目から1か月後
●3回目:1回目から5か月以上、かつ2回目から2月半以上あける |
ガーダジル(4価) |
3回 |
■2回目:1回目から2か月後
■3回目:1回目から6か月後
(上記の方法をとることができない場合)
●2回目:1回目から1か月後
●3回目:2回目から3か月以上あける |
シルガード9(9価) |
3回(もしくは2回)
※1回目接種を受けるときの
年齢によって異なります。
|
【1回目接種を15歳になるまでに受ける場合(2回接種)】
■2回目:1回目から6か月後
【1回目接種を15歳になってから受ける場合(3回接種)】
■2回目:1回目の接種から2か月後
■3回目:1回目の接種から6か月後
(上記の方法をとることができない場合)
●2回目:1回目から1か月後
●3回目:2回目から3か月以上あける |
ワクチンの効果
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、多くの人が感染し、その一部が子宮頸がん等を発症します。
子宮頚がんの約50~70%は、HPV16型と18型感染が原因とされています。
HPVワクチンは、子宮頸がんを起こしやすいHPV16型やと18型の感染を予防することができます。
HPVワクチン接種することにより、HPV感染を防ぐとともに、前がん病変(がんになる手前の状態)の予防効果に
高い有効性が示されています。
リスク
ワクチンの主な副反応(接種後に起こりえる症状)
接種部位の痛み、赤み、腫れ、筋肉痛、関節痛、頭痛などが起こることがあります。まれに、思いアレルギー症状や、広範囲の痛み、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまう)、血管迷走神経反射といった症状が報告されています。
子宮頸がん検診を受けましょう ~子宮頸がんの予防・早期発見のために~
子宮頸がんは、予防接種と定期的な検診で予防できるといわれています。
子宮頸がん予防ワクチンでHPVの感染を予防することに加えて、子宮がんを早期発見するため、子宮頸がん検診を定期的に受けることが重要です。
20歳になったら定期的に(2年に1回)、子宮頸がん検診を受けましょう。
HPVワクチン接種後に症状が生じた方に対する相談窓口及び救済制度について
○HPVワクチン接種後の体調不良等の気になる症状、医学的な内容について
まずは、予防接種を受けた医療機関の医師へご相談ください。
各都道府県において、「ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状の診察に係る協力医療機関」を
指定しています。
協力医療機関の受診については、接種を受けた医師またはかかりつけの医師にご相談ください。
協力医療機関:琉球大学病院(麻酔科) 電話098‐895-3331(代表)
○不安や疑問があるとき、こまったことがあるとき
ワクチン接種後の症状などに関すること
沖縄県保健医療部・ワクチン接種等戦略予防班 098‐866-2013
学校生活に関すること
教育長保健体育課健康体育班 098‐866-2726
○HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口 050-3818‐2242
受付日時:月曜日~金曜日 午前9時~5時(土日祝日、年末年始除く)
○予防接種による健康被害救済に関する相談
うるま市 健康支援課へご相談ください。
保健予防係 098‐979-0950
受付日時:午前9時から午後5時 (土祝日、年末年始除く)