最終更新日:2023年05月10日
腎臓は、そら豆に似た形の臓器で、腰のあたりに左右対称にひとつずつあります。わずか150gほどですが、生命の維持に大切な以下の働きをしています。
●血液をろ過し、老廃物を尿として排泄する
●血圧を調整する
●体液量やイオンバランスを調整する
●血液を作るホルモンを分泌する
●カルシウムの吸収を助けるビタミンDを活性化し、強い骨を作る
腎臓の状態は健康診断でチェックできます!
具体的には、腎糸球体ろ過量(eGFR)、尿蛋白、尿潜血(下表)により把握できます。これらは、1回の検査結果だけではなく、経年での変化も確認します。
腎臓は機能が低下しても、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そして、一度機能が低下すると、完全に元の状態に戻ることはできません。
腎臓の変化に早く気づくためにも、年に一度、健診で自分の腎臓の状態をチェックし、毎年継続して受けることが大切です。
また、健診では腎機能に影響する血圧や血糖の状態も併せて確認できます。さらに、うるま市の集団健診では、1日の推定塩分摂取量も測定できます。過剰な塩分摂取は高血圧を招くだけでなく、それを処理する腎臓にも負担がかかります。ぜひ一度、塩分摂取量もチェックしてみることをおすすめします。
下のグラフは、うるま市の集団健診より集計した、尿中推定塩分摂取量の平均値の推移です。
令和元年度から測定を開始し、男女ともに毎年徐々に平均値が低下しています。
全体的には低下傾向ですが、年代別でみてみると…
なんと、男性も女性も若い世代で増加傾向にあることが分かります。このまま年齢を重ねていくと、高血圧や腎機能低下を招いてしまう可能性があります。
厚生労働省が示す、1日の塩分摂取の目標量は、男性 7.5g未満、女性 6.5g未満 です。
腎臓への負担を減らし、高血圧や腎機能低下のリスクを減らすためにも、若いうちからの減塩が重要です。
☞ 減塩についてはこちらも参照ください
このページは市民生活部 健康支援課が担当しています。
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