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国内で麻しん(はしか)の感染が確認されています
今年になって麻しんの発生が増えています。県内の麻しんの発生はありませんが、令和7年5月27日、他府県で麻しんの患者が発生していて、石垣島内で不特定の方と接触している可能性があることが公表されました。麻しんのウイルスは非常に感染力が強く、空気感染もあるため、手洗い・マスクのみでは予防できません。患者と接触したと思われる方々へ注意喚起として、情報提供がありました。
麻しんは発熱して医療機関へ受診して診断するのに2日かかり、その間知らないで不特定の方と接する可能性があります。那覇空港から離島の空港、島内の飲食店、宿泊施設スーパーなど接触した可能性の方も、今一度、MR予防接種履歴の確認をお願いします。
麻しんは、予防接種することにより病気を予防できます。今からでも定期の予防接種の対象者(1歳児・小学校入学1年前の幼児)は予防接種が済んでいるか確認し、未接種の場合は早めに予防接種を受けることを推奨します。
はしかとは
はしか(麻しん)ウィルスの感染によって起こる感染症です。接触感染、飛沫感染、空気感染します。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。特別な治療法はなく、症状を軽くするための治療がなされます。
はしかにかかると、約10日後に発熱やせき、鼻水といった風邪のような症状が現れます。数日熱が続いたあと、39度以上の高熱や発疹が出ます。また、気管支炎、肺炎、中耳炎等を合併しやすく、まれに脳炎を発症することもあります。
- 麻しんについて(外部サイトへリンク)(厚生労働省)
- 麻疹とは(外部サイトへリンク)(国立感染症研究所)
- 令和7年5月27日 県より注意喚起(沖縄県)
予防接種について
感染力が非常に強い麻しんの対策として有効なのは、その発生の予防です。手洗い、マスクのみでは予防できません。はしかの予防接種は、感染の予防方法として最も有効な手段です。1回の接種で95%程度の人が免疫を獲得することができ、また、2回の接種を受けることで、1回の接種では免疫がつかなかった人の多くに免疫をつけることができます。
MRワクチン定期接種対象者
1歳と小学校就学前の1年間の2回、はしかと風しんの免疫を獲得できるMRワクチン(はしか風しん混合ワクチン)を公費接種できます。お子さんが定期接種の年齢に達した際は、MRワクチンの予防接種をご検討ください。
- 第1期:1歳児
(生後12月から生後24月に至るまでの間にある者) - 第2期:小学校就学1年前の幼児
(5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの)
※対象期間が過ぎ、接種できなかったお子さんについては、健康支援課(感染予防係)までご相談ください。
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